ファイナリスト(敬称略)

第2次審査通過、おめでとうございます。
厳正なる審査の結果、下記10名の皆様が見事第2次審査を通過されましたことを、ご報告いたします。
5月31日(日曜日)・6月1日(月曜日)に東京・六本木のビルボードライブ東京で行われるJapan Finalでは、この10名の皆様が、
南アフリカで行われる世界大会への切符をかけて競っていただきます。ご期待ください!
雨宮 尚人
(BAR Zolddich/東京都)
大場 文武
(Mixology Laboratory/東京都)
金子 道人
(LAMP BAR/奈良県)
清崎 雄二郎
(Bar LIBRE/東京都)
齋藤 恵太
(Hilton Tokyo「ZATTA」/東京都)
髙見 裕樹
(アークバー 2nd/愛知県)
槇永 優
(Bar Leigh Islay/大阪府)
宮之原 拓男
(BAR ORCHARD GINZA/東京都)
門間 輝典
(札幌プリンスホテル スカイラウンジ Top of PRINCE/北海道)
八重樫 猛
(オーセントホテル小樽 メインバーキャプテンズバー/北海道)

第2次審査

4月に東京と大阪で行われた第2次審査。
日本大会ファイナリスト10名の座をかけて
50名のセミ・ファイナリストによる熱いカクテルバトルが繰り広げられました。
審査員にはキリン・ディアジオ社代表取締役社長のジミー チョーに加え、
2012年世界大会ファイナリストのジミー バラット氏(UAE)が来日。
同じく2012年世界大会ファイナリストの吉田 茂樹氏(セルリアンタワー東急ホテル「ベロビスト」/東京)、
2013年世界大会で総合3位の宮﨑 剛志氏(奈良ホテル「ザ・バー」/奈良)も加わり、
世界トップクラスのバーテンダーが厳しい目で審査を行いました。
  1. 01.味とバランスについて
    カクテルの味わいに加えて副材料と相乗した「ブランドスピリッツの余韻」が作品名やコンセプトとマッチしているか、などが重要なポイントだと思います。それと異なると、美味しくても違和感がありました。インフュージョンや自家製シロップに多数材料が含まれるものは、レシピ材料と同じように数種類を使用する理由の説明があると「味に反映されていない副材料は必要かどうか」という疑問が解消されると思います。(吉田様)
  2. 02.技術について
    日本のスタンダードなバーテンディングがきちんとした技術に支えられていることは知られています。8割の参加者は非の打ちどころのない技術を備えていました。しかしその中で違いを出すことが出来た選手は、リスクを冒した選手たちのみでもありました。(バラット様)
  3. 03.プレゼンテーションについて
    ブランドスピリッツと自身の思いを重ねた、ストーリー性のあるプレゼンテーションは伝わりやすいと思います。台本通りの棒読み調や語りが長すぎて作業が進まないなどでは、ゲストが飲みたい時が過ぎてしまいます。全体的に一定で静かに安らぐ空間やサプライズを交えた動きのある解説など、それぞれのコンセプトに合った世界観を感じました。器材の形状や色調選び、使い方の上手い選手はプレゼンテーションに伝わりやすさが加わり、ブランドスピリッツや作品が引き立ちました。(吉田様)
  4. 04.オリジナリティ・クリエイティビティについて
    即興カクテルのチャレンジですが、事前にシュミレーションしてきた選手とそうでない選手の差がはっきり出ていました。今回、事前のセミナーでワールドクラス・グローバルアンバサダーのバリー氏から話があったはずなのですが、もったいない選手が多かったです。(宮﨑様)
  5. 05.その他感じたこと、アドバイス
    20代の方にもっと参加していただけたらと思います。今回第2次審査で涙をのんだ方も、ジャパンファイナルを見て参考に出来るような機会があっても良いのではないかと思います。(宮﨑様)

    バーカウンターの下でカクテルを作っている選手もいました。チャレンジの際は常に審査員・お客様に“魅せる”ことを念頭に置いてプレゼンテーションを行っていただくのが良いと思います。(ジミー・チョー)