WORLD CLASS 2021
JAPAN FINAL
ジャパンファイナルレポート
Results
競技結果(敬称略)
総合優勝
- 木場 進哉
- 熊本県
総合 第2位
- 高橋 慶
- 奈良県
総合 第3位
- 高橋 伸彰
- 東京都
部門優勝
CHALLENGE 1
- Ketel One Challenge
- ケテル ワン チャレンジ
- 木場 進哉
- 熊本県
CHALLENGE 2
- Tanqueray No. TEN Challenge
- タンカレー ナンバーテン チャレンジ
- 高橋 慶
- 奈良県
CHALLENGE 3
- Ron Zacapa & Bulleit Bourbon Challenge
- ロン サカパ & ブレットバーボン チャレンジ
- 宮地 信吾
- 東京都
CHALLENGE 4
- Speed & Taste Challenge
- スピード&テイスト チャレンジ
- 木場 進哉
- 熊本県
10人のトップバーテンダーが熱い戦いを
繰り広げたジャパンファイナル
総合優勝は、木場 進哉 氏(夜香木 / 熊本県)
今年のワールドクラスは特別だった。経験したことのない世界の状況、厳しい社会のルール、本当に開催できるのかファイナリストたちも不安な日々を送っていた事だろう。そんな中ついに、ワールドクラスジャパンファイナルが2年振りに開催された。5月13日・14日の大会当日、無観客の会場はいつもとは違った緊張感で包まれていた。ステージに集まったのは、ほぼ初出場の顔ぶれ。大きな荷物を抱え、遠くから参加した選手もいた。
Ketel One Challengeケテル ワン チャレンジ
大勢の人がライブ配信で見守る中、大会最初の競技、ケテル ワン チャレンジがスタート。スピリッツの特長であるシルキーな口当たり、繊細で長い余韻を活かしたロングカクテルとショートカクテルを作成する。ベーススピリッツに副材料ふたつのみで対照的なカクテルを創作しなければならない。シンプルだからこそ難しいチャレンジだ。
Tanqueray No. TEN Challengeタンカレー ナンバーテン チャレンジ
次の競技は、タンカレー ナンバーテン チャレンジ。タンカレー ナンバーテンのシトラスハートを表現した、ロングカクテルとショートカクテルを作成する。クラシックカクテルの中で一番使われているベーススピリッツはジンだと言われているが、審査員が飲んだ事がない、思いつかなかった、と驚かせるようなカクテルが出てくるのも大会の楽しみのひとつ。
Ron Zacapa & Bulleit Bourbon Challengeロン サカパ & ブレットバーボン チャレンジ
大会2日目。今年の注目は何と言ってもロン サカパ & ブレットバーボン チャレンジだろう。初めて登場した2つのブランドは、業界でも人気があるファン待望のスピリッツだ。今回の課題では、オールドファッションのツイストカクテルをそれぞれ2杯作成する。オールドファッションは通常ウィスキーやライウィスキーに砂糖やビターズを加えて作るが、今回のチャレンジでは、スムースなバーボンウィスキーとまろやかな甘みがあるラムをツイストする面白い試み。どの審査員に何を提供するのかも見どころだった。
Speed & Taste Challengeスピード&テイスト チャレンジ
そしてついに最後の競技、スピード & テイスト チャレンジ。何度も練習したバーテンディングのはずが、ここではいつも通りにはいかない。その試練とプレッシャーを越えた者だけが、優勝を手にする事ができる。予想しなかったハプニングが出るのも大会ならでは。そして2日間、4つのチャレンジを終え、見事ワールドクラス2021日本代表の座を手にしたのは、木場 進哉(夜香木/熊本県)。彼の作るカクテルは、少ない材料でシンプルな作り方だが、仕上がりはバランスの取れた複雑な味わい。副材料のクリエイティビティとテイストの評価が非常に高かった。
改めて10人の戦士たちに感謝と拍手を送りたい。
改めて10人の戦士たちに感謝と拍手を送りたい。