ファイナリスト(敬称略)

第2次審査通過、おめでとうございます。
厳正なる審査の結果、下記10名の皆様が見事第2次審査を通過されましたことを、ご報告いたします。
6月5日(日曜日)・6月6日(月曜日)に東京・品川プリンスホテル Club exで行われるJapan Finalでは、この10名の皆様がアメリカ・マイアミで行われる世界大会への切符をかけて競っていただきます。ご期待ください!
浅野 陽亮
(ザ・リッツ・カールトン京都 ザ・バー/京都府)
新井 加菜
(BAR AVANTI/東京都)
上村 諭紀夫
(bar lounge MADURO/神奈川県)
久保 俊之
(ark LOUNGE & BAR/青森県)
茂内 真利子
(The Bar Rose Garden/青森県)
髙橋 伸彰
(BAR Recette/東京都)
竹田 英和
(BAR 霞町 嵐/東京都)
藤井 隆
(Bar、K/大阪府)
槇永 優
(Bar Leigh ISLAY/大阪府)
宮﨑 理彦
(The FLAIR BAR/栃木県)

第2次審査

4月に東京と大阪で行われた第2次審査。
ジャパンファイナルに出場出来るTOP10バーテンダーの座をかけて、
第1次審査を突破したTOP50バーテンダーを対象に、創造性や即興性が求められる実技審査を行いました。
審査員には、2012年リオ・デ・ジャネイロ世界大会優勝のティム フィリップ氏(オーストラリア)、
2013年地中海世界大会で世界総合3位の宮﨑 剛志氏(奈良ホテル「ザ・バー」/奈良)に加え、
ディアジオ アジア・パシフィック(シンガポール)のコリン チア、
キリン・ディアジオ社マーケティング部の末吉 清孝が、が厳しい目で審査を行いました。
  1. 味とバランス・カクテルの味わいについて
    「カクテルは何とっても味わいのバランスが大変重要です。今回の作品の中には甘みが強いカクテルが多く、もう少し酸味を加える等の工夫で美味しくなるのにと感じました。まずはカクテルが美味しくないと、プレゼンテーションも活きてきません」(宮﨑氏)
    「作品にはベーススピリッツの長所が活かされていることが重要です。そうした意味では、最低容量30mlの作品が多く、スピリッツの個性という意味では、少し物足りなさを感じました」(末吉)
  2. アイデアとコンセプト
    「例年よりも、『和』をコンセプトに日本の食材を副材料に取り入れた良い作品がたくさんありました。しかし、ベーススピリッツよりも副材料が味わいのメインとなってしまい、カクテルとしてバランスに欠ける作品もありました。」(宮﨑氏)
    「ブランドを深く理解することは、世界大会でも大きな武器になります。ブランドの歴史や特徴に自分の解釈を加えることでプレゼンストーリーが充実し、副材料との味覚の相性を良く研究することで味わいの応用が効くようになります。」(ティム氏)
  3. プレゼンテーション
    「審査員と会話を交えながらプレゼンテーションを進めていくこと、また何故そのベーススピリッツがカクテルに必要なのか、分かり易く説明することが大変重要です」(コリン)
    「選手は可能な限り、顔を上げて審査員の目を見て、コミュニケーションを取ることが望まれます。また、大会そのものを楽しむ姿勢が大事でしょう」(ティム氏)
  4. オリジナリティ・クリエイティビティ
    「世界的な傾向と同様に、日本での作品もシンプルなカクテルが増えています。その中も、パーソナリティ、オリジナリティ、クリエイティビティの3つのポイントがうまくリンクされている作品やプレゼンテーションが高得点を獲得していました」(宮﨑氏)
  5. その他感じたこと・アドバイス
    「異なるカクテルカルチャーやスタイルに積極的に触れことで創造性が養われます。そうした経験を活かしたトレーニングを積むことが必要でしょう。また、審査中は、予め決めてきたことを再現するのではなく、その場で柔軟に対応、会話が望まれます」(コリン)
    「プレゼンテーションの練習は、一人で行うのか、対面で行うのかで随分と変わります。多くの方と接し、対面での練習量を増やすと効果的でしょう」(末吉)