WORLD CLASS 2024
JAPAN FINAL

ジャパンファイナルレポート

Results

競技結果（敬称略）

優勝

石岡雅人: ブルガリギンザ・バー

部門優勝

CHALLENGE 1

Neo Classic Challenge: ネオクラシックチャレンジ

上口健斗: 夜香木

CHALLENGE 2

Ten Box Challenge: テンボックスチャレンジ

山﨑創世: Grace Note

CHALLENGE 3

Rhythm & Speed Challenge: リズム＆スピードチャレンジ

中村大樹: メズム東京

CHALLENGE 4

1942 Original Serve Challenge: 1942 オリジナルサーブチャレンジ

石岡雅人: ブルガリギンザ・バー

10人のトップバーテンダーが熱い戦いを
繰り広げたジャパンファイナル

総合優勝は、石岡雅人氏
　ブルガリギンザ・バー／東京都

「DIAGEO WORLD CLASS」は、カクテルの味わいのみならず、バーテンダー自身のクリエイティビティやホスピタリティ、情熱をかけて競う、世界最大級*のバーテンダーコンペティション。2009年イギリス・ロンドンで始まり、2024年には15回目を迎え、延べ60カ国以上から40万人が参加。7月1日・2日に開催された今年のジャパンファイナルは、恵比寿BLUE NOTE PLACEが会場。NYブルックリンを想わせる煉瓦造りの建物がジャズをイメージしたスタイリッシュなアートワークで彩られた。大会中は歴代チャンピオンによるカクテルが振る舞われ、競技の後には各業界を牽引する面々が語るトークセッションや、ソウルシンガーによるスペシャルライブもあり、まさにバーカルチャーと音楽、アートを融合させたイベントとなった。* ディアジオ社調べ

Neo Classic Challengeネオクラシックチャレンジ

2つのウイスキー、ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブとザシングルトンダフタウン12年の異なる特長を理解し、それを反映させたオリジナルカクテルを作成する。同じハイボールでも、ベースによってまったく違った味わいになるのがウイスキーの奥深さ。材料を使いすぎると、スピリッツの存在感が弱まってしまうため、シンプルゆえ難しいチャレンジ。また、ベーススピリッツのポテンシャルを誰よりも知るウイスキーアンバサダーが審査員ということもあり、ファイナリストにはそれがさらにプレッシャーになる。

Ten Box Challengeテンボックスチャレンジ

今大会の４つのチャレンジの中で、最もユニークで注目を集めたテン・ボックス・チャレンジ。ファイナリストは中身の異なる10個の箱からひとつを選び、その中に入っている材料を使用したオリジナルのタンカレーナンバーテンカクテルを2杯作成する。どんな材料が出てくるかは箱を開けるまでわからないため、即興性が試される難易度の高いチャレンジ。材料の組み合わせのセンスはもちろんのこと、どんな状況でも慌てずお客様をもてなす姿勢と所作、つまり普段の自分が試される。

Rhythm & Speed Challengeリズム＆スピードチャレンジ

ワールドクラスのバーテンダーには、カクテルスキル、ホスティング力、エンターテインメント性が必要である。このチャレンジでは、審査員を楽しませ、ファイナリスト自身でアレンジした音楽のプレイリストで会場の雰囲気作りをすることが求められた。さらに５種類のスピリッツ全てを使い、4分で5種類のカクテルを作成。単純計算で１杯あたり1分弱で作らなければならない。ファイナリストはこれまでたくさん練習をしてきたであろう。しかし、初めての場所で大勢の観客や、世界チャンピオン２名を含む審査員に囲まれると、ここまで勝ち上がってきたファイナリストでさえ、かなりの緊張感を漂わせていた。

1942 Original Serve Challenge1942 オリジナルサーブチャレンジ

ドン・フリオ1942を使用し、オリジナルサーブを演出するチャレンジ。このブランドが有するラグジュアリーな世界観で、お客様へのおもてなしの心を表現する。ワゴンでのサーブはバーカウンター越しよりもお客様との距離がぐっと近づくため、バーテンダーはプレゼンテーションを完璧にしないとならない。普段とは違った慣れないサーブのため、戸惑う選手も見られた。審査員はワールドクラス世界チャンピオンに加え、特別審査員として、EXILE ÜSAさん、LUNA SEA INORANさん、玄理さんが参加し豪華なステージとなった。